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ユズハの受難9

「はあ・・・はあ・・・」


「うむ。充分『薬』が効き目を増してきたようだな」


 納得した顔のトヨタカであった。


「『薬』・・・?」


「あなたが知る必要などないさ。それより・・・」


「それより・・・何ですか・・・?」


「うむ・・・さてさて・・・どうしたものかな?イヌイさん?」


「なかなか好感触ですし、もっと期を熟せば・・・ねえ?」


「ああ、あの件ですか。たしかになかなかの好材料になりましょう」


 ユズハは一体何を話しているのか分からなかった。好材料?


「わたし・・・本当にスパイなんかじゃないんです・・・お願いだからもう・・・帰して・・・お願い!」


 必死に嘆願する。ここでは、女スパイなどではない一般人を装わなければならない。まだ、自分の正体をしゃべるわけにはいかないから。


「まだ、白状する気にならないのですか?」


「白状も何も、話す事なんか何もないわ!」


「そうですか・・・・そうですかあ・・・・まだ、『下の』口もお硬いようですねえ」


 下?下の口?まだ、そこを責めようというのだろうか?


 ユズハに緊張が走る。


「だから!本当に何も知らないの!お願いだから!もう帰して!帰してよお!」



「どうやら拷問の必要がありそうですねえ・・・ツマルさん、特別拷問室、用意して頂けますか?このお嬢さん、まだまだ責め足りないそうですから」


「分かりました。では用意しておきます。道具は・・・」


「あなたにお任せしますよ。ただし、傷つけないような拷問でお願いしますよ。分かっていらっしゃると思いますが」


「ええ、存じております」



 そういうとツマルと呼ばれるこの迷彩服姿の男は一足先に立ち去った。


「ではユズハさん。あなたの為に素敵なお部屋をご用意しておきました。拷問部屋です。あなたがまだ女スパイである事すらお認めにならないので、こちらとしてもそれにふさわしいおもてなしをして差し上げる事に致しました」


「ごう・・・もん・・・?」


 まだまだこの程度では拷問とすら呼べなかったものらしい。


 これからさらに激しい責め苦があるというのだろうか?





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プロフィール

女スパイ組織司令長官

Author:女スパイ組織司令長官

私が女スパイ組織「WomenSpy」の司令長官だ。
我が秘密組織所属の女スパイ達の活躍をお見せしようと思い、このサイトを設立した。存分に彼女らの『活躍』を堪能して欲しい。

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